2005年08月08日

8/7 横6-7中 今年は実力が及ばなかった!(とうとう敗北宣言)

 どのチームでも140試合の長丁場を闘う中で、そのシーズンを決める1戦というのがある。数字は正直だ。我が軍は、いわゆる「自力優勝」が消えた瞬間に、やはり栄冠への可能性は確かに、消えた。そして、今岡の逆転満塁本塁打で息を吹きかえした阪神にとっても、エース川上の負け試合を相手の守護神から満塁本塁打を奪うことによって蘇った中日にも、どちらが優勝するにしても今季の最も「大きな試合」にしてしまった。

 阪神戦3戦目から続く中日3連戦の計4連敗。本当に栄冠を争うなら、今年一番力を入れる必要のあるシリーズだった。球宴明けの全試合、僅差の試合を続けてきた。明らかな大勝もなければ明らかな大敗もない。不動のメンバーで、不動のリリーフ陣で、この闘いを続けてきた。その疲労が、チームが少しながらも力をつけたことによる効果が、皮肉にも一番大事な試合で、逆効果となってしまった。

 この失速にドドメをさしたのは、やはりあの男の騒動だろう。今までこのチームの誰が、8月9日の試合を消化試合と考えただろう。いくら相手が死に体の読売とはいえ、この時期の「引退試合登板志願」はあまりにも身勝手すぎる。ここまでこのチームを支えてきたリリーフ陣が、一気に脱力感にさいなまれ、しらけてしまったのは無理もないだろう。ギリギリのところで闘っているのである。ちょっとしたことが、本人には自覚がなくとも、微妙に精神に影響したのだ。あまりにも代償の大きな、「功労者」の再獲得であった。

 さて、あと一歩のところで脱落したのはやはり実力が不足していたからに違いない。実力が多少不足していても、それ以外の要素で上位に進出することは可能だ。そして上位に進出してゆくことで実力もまたついてくる。しかし、その意味では、今季は結局、実力どおりのところで落ち着くことになりそうだ。であれば、実力をつけなければ。細かいことを挙げればキリがないが、どうしても我慢ならない実力不足を、頑張ってくれた選手の労はねぎらいつつも、敢えてここで苦言を呈したい。

 まず、やはり決定的に力不足なのが捕手。昨年より改善したとはいえ、相変わらずバッテリーエラーが目立つ。赤星への盗塁は完全にフリーパス。赤星が出たら得点圏へ。その恐怖心は大抵のものではない。そしてリード。一旦チームがドツボにはまると蘇るのに時間がかかる。これは投手ではなく彼に問題があるからと考える。川村が悪いのか?クルーンが悪いのか?この中日3連戦ではからずも露呈してしまった。福留のカード6戦連続本塁打。ウッズの1試合3本塁打。打たれた全投手に責任があるのか?あそこまで同じ打者に続けて打たれる。川村が打たれたショックがあった。クルーンが打たれたショックがあった。そのショックにしたがって、斎藤隆を8回に投げさせざるを得なかった。同点の延長戦で川村もクルーンも投入できず、吉川に2イニング目を任さざるを得なかった。しかし、2試合連続で違うリリーフの切り札に本塁打を打たせた。その責任を誰よりも取らねばならないのは捕手であろう。サヨナラの好機には併殺打。他球団のどの捕手より見劣りする。谷繁に出て行かれた後、真剣にここの補強をしていない。来季以降どうするのか?毎年思うが最大にして最難の課題である。

 中継ぎももう1枚足りなかった。加藤に自覚がなかったか。最下位チームで投げる中継ぎと、栄冠を狙うチームのそれは、全く違う。全く違う場面で出て行かなければならない。川村ももうベテラン、来季は今季以上の活躍を望むのは酷というものだろう。クルーンとホルツの加入で一気に厚みをましたリリーフ陣であるが、秦なのか那須野なのか、配置転換ではない若手の本格派セットアッパーの育成も大きな課題であろう。

 そして、外国人。勿論投手の3人はよくやっている。そしてウィットは期待外れであった。だがしかし、である。こんな純血打線で闘っているチームが他にどこにいるというのか。そして楽天も、ヤクルトも、オリックスも、勿論読売も、シーズン中にすばやく動いた。期待外れなら迅速に動くべきであったし、そんな堂々としていてどうする。カネがなかったのか。それならば来季は不良債権の6.5億がまるまる使えるのだ。タカノリも、内川も、古木も、「代打とおいておくのはもったいない」というレベルからはだいぶ落ちぶれてしまった。レギュラーを固定したはよかったが、勝負どころでの用兵も、今ひとつパッとするものはなかった。競争がなく、突き上げもなかった。毎年外国人と闘う清水を見よ。桧山を見よ。そして、疲れた佐伯も、種田も下げる余裕もなかった。この2人もタクローも、来季はもっと衰える。保険として2名獲得するくらいの意気込みで、来季の外国人打者獲得には力を入れてもらいたい。

 こうなったらここから初めて、来季を見据えた闘いを繰り広げてもらいたい。もう一度那須野にチャンスを。若田部や隆やタカノリの見極めを。小池の打順適性の見極めを。内川は本当に外野がいいのか。古木はどう使うのか。誰が次代のセットアッパーであり、クローザーなのか。まだAクラスは狙えるかもしれないが、2強との闘いぶりは、その直前にこの2強との6連戦を制し我が軍より上位に進出したヤクルトとの実力差すら、痛切に感じさせた。

 ずっと封印してきた「終戦の日」が、暑い夏の盛りにとうとう来てしまった。なかなか前向きになれない。明日の「茶番イベント」が余計にむなしさを感じさせる。日本中のベイファンの皆さん、毎年味わう瞬間とはいえ、どう立ち直ったらいいんでしょうか?

be_a_hero_in_akasaka at 23:40│Comments(4)TrackBack(10)2005 闘いの軌跡 

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 試合結果はご存知のとおり。3タテとは、言葉もない。  敵地で、試合終盤に追いつめられてなお、集中力を切らさずに勝利への執念を見せた、ドラゴンズを讃えたい。  これは確かに、優勝争いをしているチームのパワーだ。  注目の多村だが、本日は2安打。どちらもいい
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また4842 USEN を買いました 。まだまだ下落基調ですが。もうそろそろ良いんじゃないかと。ちょっと売られすぎなんじゃないかと。これは。単なる勘ですが。丁寧に押し目を狙っていこうと。年内にベイスターズ買収決定??御祝儀相場で暴騰。これも勘ですが。 今週10/30...

この記事へのコメント

1. Posted by katura   2005年08月09日 01:25
こんにちは。
この4連敗、救いようのない負け方に、私もなかなか立ち直れそうにありません。
が、対中日3試合目の、岩瀬に対する粘り。ここに、まだ上位進出を諦めないチームの意地を感じることが出来ました。
あと、勝ち越された後ですが11回表、1死満塁のピンチを無得点で凌いだ秦。彼の後半戦の成長をぜひ見守りたいです。
2. Posted by BE A HERO IN AKASAKA   2005年08月09日 01:58
katuraさん!ガックリ来ているところに、その繊細さも踏まえつつの前向きなコメント、本当にありがとうございます。
志は下がるかもしれませんが、またここから、Aクラス、2位と着々と上を目指してゆくんですね。
確かに秦や龍太郎を見ているとワクワクします。もう少し、野球を楽しみたいと思えてきました。夏休みに石井にノーヒットノーランをやられた、あの97年の夏を思い出しました。長いようで短い来季までの日々が始まります。
3. Posted by ベイスタ☆ファン   2005年08月09日 08:04
こんにちは!TBを2度入れてしまったので、このコメントと、一つTBを消してください。お願いします。まだ試合はあるので、楽しんでいきましょう。選手の成長を見るのも楽しそうです。
4. Posted by TATEJIMA 4030   2005年08月09日 10:01
TATEJIMAファンとして貴軍に対しては申しあげたいことが山ほどあったが、オレ竜との決戦を前にして忘れてしまった。ただ、痛い負け方が多かったのは気の毒ですね。佐々木の引退宣言で、チームも彼の呪縛がとけて上昇モードになるんじゃないでしょうか?しかし佐々木・清原などのバブル入社組み(1965年生まれ)は金への執着が激しく見苦しいですね、肝心な場面になると泣くしね。潔さがないというのが小生のバブル組みに関しての印象です。内の社内も同じだが・・

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