佐々木のゴタゴタが終わり、三浦の完投で新たな開幕を切った投手陣だが、やはり少し疲れが出ているような感じがする。そしてチームを支えてきた1・2番コンビや4番佐伯などのベテラン勢も。こんなときこそ、打線が、若手が、チームを助けなくてはならない。

 内川はスタメンでは使えないのか?やはりずっと皆にも指摘されているが6・7番も機能していない。このような展開の試合で、出塁率が一番高い多村の後の打者が機能していないのは問題である。

 貧打線は3カード続いている。そろそろ手を入れるべき時期ではないか。具体的には多村を少しでも前に4番か5番に昇格、金城と多村を核にした打線を組む。村田はどちらかといえばポイントゲッターというよりはチャンスメーカー的な打順(2番とか5番など)に移す。石井、種田、佐伯には適宜休養を与える。今まで休んでいた内川、古木、タカノリ、小田嶋、河野あたりにチャンスを与える。ウィットには根本的な治療が必要。ここでずるずると5割を割り込んでゆくわけにはいかない。応急措置が必要であろう。

 クルーンの最終回の起用はクローザーとしてのテストか。クルーンは1回限定で使うのももったいない気がする。優勝時の阪神のように、クルーン、ホルツ、木塚の3人のうち相手打線なりに投手を使い、最終的にこの3人の誰かが9回を投げる、という形でよいのではないか。絶対的なクローザーを失った直後だけにシンプルに考えたほうがよい。